記事のテーマは他の同期のエンジニアより半歩先に進みたい人のために書いた記事となっています。
新人研修や学校の授業や本など色々な方法でみなさん技術を学んでいると思うのですが、それらはまとまった知識を得ることができるのですが「本質とはちょっと違うが知っておくと便利なこと」はなかなか教えてくれません。
そこで今回はその「本質とはちょっと違うが知っておくと便利なこと」をひとまとめにして紹介してようと思いこの記事を書きました。
この章で紹介するツールは下記の3つです。
ツール名 | オススメ度 |
---|---|
Clipy | ☆☆☆☆☆ |
trello | ☆☆☆☆☆ |
ScriptAutoRunner | ☆☆☆ |
前にコピーした情報をすぐに呼び出すことができるツール。みなさんコピーするときにcommand + cでコピーすると思うのですが、その状態で別のテキストをコピーすると、当たり前ですけど、一個前の情報は消えてしまいますよね。
でも、このClipyを使うとその情報を簡単に引き出すことができるのです。これで
「あー!!さっきコピーしてたテキストまたコピーしなきゃ...」
ということがなくなります!
これはタスク管理する時のタスクツール。実際の現場に入ると1つのことだけやっていればいいということはなく、複数のタスクを並行してこなさなくてはなりません。
そうなったときにこのタスクはどこまで完了していて、このタスクはOOさんのレス待ちで...みたいな情報を頭だけで記憶してるのはムリがありますよね...(特に新卒で入社したときなどは。)
そんなときにこのtrelloというサービスは非常に有用です。 下記にタスクを管理する例を提示します。
上記のように未完・着手・レス待ち・完了・凍結のようにしておけば大体のタスクは割り振ることができます。
もちろん区分の仕方は個人で自由に変えていいですし、trelloは自由度が高いのでそれにちゃんと対応することができます。
これはJavaScriptを知ってる人ならぜひとも入れてほしい拡張で、特定のサイトで自分が予め書いたJSを動かすことができるというものです!
例えば、定期的にセッションが切れるようなログインが必要なサイトにいちいちログイン情報を入力してログインするのが面倒だというときに、ログイン画面が表示されたらIDパスワードを入力してログインボタンをクリックするというJSを書いておけば自動でログインすることが可能になります。
さらに応用的な使い方をする例として、プルリクを出すときに間違えてデバック中に使っていた「System.out.println」がコードに混じっていた際に下記のようなコードを書いておけば警告することもできます。
この章で紹介するショートカットは下記の3つです。
ショートカット | オススメ度 |
---|---|
command + d | ☆☆☆☆☆ |
alt + → | ☆☆☆ |
command + → | ☆☆☆ |
コマンドは僕がこの記事を書こうと思ったきっかけになったコマンドです。
※VSCode,Sublime Text,Atomでは動作しましたがIntellJなど別のエディタでは自分で設定する必要があるかもしれません...
このコマンドを使うと同じ単語を複数選択することができるようになります。
一体どういうことなんだ?という人のために早速例を見せます。
例えばこのようなコードがあったとして、この「doc」というコメントを「document」に変更したい!となった場合に、まず「doc」を選択して
その状態でcommand + dを押すと その下にあるdocも選択することができます。そしてその状態で文字を追加すると最初のdocだけでなくcommand + dで選択した単語も一緒に編集されます!
これと一緒に下記のコマンドも覚えておくとキーボードでの操作がスムーズになります。
alt + → 単語の最後に移動
command + → 行の最後に移動
この次の章でいくつかコマンドを紹介するのですが、その前にエイリアスというものの存在を知らない人はぜひエイリアスというものを知ってもらいたいです。
エイリアスとは簡単に言うと
bundle exec ruby crawler.rb
のようなコマンドを
ber crawler.rb
のように全部入力しないで入力するように辞書登録する機能のようなものです。
エイリアスの設定は非常に簡単です。先程示した例のようにエイリアスを設定する手順は
alias ber="bundle exec ruby"
のような書き込みをするsource ~/.bashrc
or source ~/.zshrc
以上!!これを知ってるだけで毎回長いコマンドを入力して、入力ミスをするといったことが起きなくなります。
この章で紹介するコマンドは下記の3つです。 (コマンドに関しては使う人や使うケースがだいぶ限られているのでなんかこんなこと書いてあったなぁ..程度に覚えていただけたら幸いです。)
コマンド | オススメ度 |
---|---|
git add ファイル名 -p | ☆☆☆☆☆ |
git stash save '任意の名前' | ☆☆☆☆☆ |
ls -lt | ☆☆☆ |
これはgitを使うようになったらぜひとも覚えて欲しいコマンド。 こんなことありませんか?
「いっぱい修正したあとでコミットしたら1つのコミットにいろんな修正が入ってしまった...」
gitのコミットはできるだけ小さい単位でしたほうが他の人が見やすいのはわかっているが、いざ開発を進めたら複数の機能を同時に実装してしてgit addではファイル単位でしか指定できないからコミットがまとまってしまった... こんなときに「git add ファイル名 -p」が非常に役に立つ。
下記には芸人の事務所のクローラーがあったとして、watanabe_crawlerとyoshimoto_crawlerといった2つのクローラーを一気に実装してしまった場合。 git add ファイル名 -p をすると このようにブロックごとに、「この変更をコミットに加えますか?」と聞いてくれるので、yを押すと加えることができて
nと入力するとコミットに加えないといったことが簡単にできるのです。
これはgitで複数の機能を別ブランチで実装している際に使えるコマンド。 この変更はコミットしたくないけど一旦保存しておきたい、という時に使うことができます。 仮に、上記で話した修正をしてコミットしてない状態にしておきます。その状態でgit statusを見ると下記のようになっています。 その状態で
git stash save 'memo'
みたいな形で実行すると、裏側でその変更を保存してくれて現在のブランチからは消し去ってくれます。
直前の保存を戻したいときはgit stash apply {0}
のようにすることで復元することができます。
これはログファイルを探すような時に使うと便利なコマンドです。 おそらくログを見る時にこのようなことはよくあると思います。「直前のログが書き込まれたログファイルを探したい」この時にls -la
というコマンドを使えばファイルの更新日も一緒に一覧表示はしてくれるのですが、その中からどれが最新かを見極めるのは自力になってしまいます。
しかし、ここでls -ltというコマンドさえ知っていれば書き込み日付が最新のものからソートした状態で一覧表示してくれるので簡単に最新の書き込みがされたファイルを見つける事ができます。
以上。
知っておくと周りよりほんの少しだけ差がつく技術の紹介でした。